東京都豊島区立南池袋小学校
CBTの活用によって、教員の負担を増やさずに、児童の基礎学力の定着を促進
TOFASで基礎学力を育み、教員は捻出された時間で思考判断の育成を目指した教材研究
児童にとっては1問1答・4択形式の問題は取り組みやすいようでした。また、普段から日常生活でもタブレットを使用する機会が多いからか、ペーパーテストよりもタブレットの方が集中力ややる気が持続している印象です。
教員にとってはログイン時の確認など最低限の事前準備しか無く、加えて採点の手間がなかったため手軽に実施することができました。
教員側の負担なく児童の基礎学力定着を図ることができると考えたためです。基礎学力を測定するテストを行う場合、採点時間だけでも2時間程かかる想定ですが、「TOFAS」で代替すると採点時間がゼロになります。削減した時間を授業準備に使うことで、児童の「思考判断」の育成を充実させることもできると感じます。
また、今後CBTが必須になる中で、CBTを知らない教員がまだ多いのが現状です。そのため継続して実施することで、まずは教員や児童がCBTに触れる機会を増やして、徐々に慣れていってほしいと思います。
豊島区立南池袋小学校
副校長
與那覇 早苗先生
TOFASで児童の基礎学力の定着を把握し、次年度に引き継ぐ
3月・7月、もしくは4月・7月の年2回で実施するパターンを中心に、「TOFAS」を活用することを想定。
3月・7月で実施する場合、3月のテスト結果から児童の習熟度を把握し、翌年度クラス分けに活用。「TOFAS」受験後、児童一人ひとり専用の「結果表」が返却されるため、これまで数値化することが難しかった基礎学力の評価を次年度クラス担任に引き継ぐことも可能。
4月・7月で実施する場合、4月のテスト結果から新クラスの習熟度を把握し、授業づくりや児童との関係作りに活用。
TOFASの結果を個人面談で返却し、夏休みに復習を行う
7月に実施する「TOFAS」では、結果を夏休み前の個人面談で返却し、児童が夏休み期間中に復習するための指針として活用することを想定。「TOFAS」の結果から、児童一人ひとりの苦手分野が明確になるため、個人のペースで復習しやすくなる。
苦手を克服後、3月や4月に再度「TOFAS」を実施することで児童は基礎学力の伸びを実感でき、学習のモチベーション向上に繋がる。